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外国人労働者や技能実習生のJLPT(日本語能力試験)の概要とN1・N2・N3・N4・N5の各レベル

2019/09/09
 
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英語の能力を測るのに英検やTOEIC、漢字の能力を測るのに漢検があるように外国人向けに日本語の能力を測る試験に日本語能力試験(JLPT、Japanese-Language Proficiency Test)があります。
技能実習制度においてもJLPTが一つの指標になります。

日本語能力試験(JLPT)とは

国際交流基金と日本国際教育支援協会の2団体のよって、共催で運営されています。
日本語を母国語としない方の日本語能力を測る試験です。国籍は問いませんので、日本人でも受験が可能です。
2017年には日本:47都道府県、海外の80の国、239都市で実施され、約90万人の方が受験しました。

JLPTのレベルは非常に重要な指標となっており、就職、留学、入試などあらゆる場面でJLPTのN1・N2・N3・N4・N5が使用されます。

5段階に分かれており、N1が最も難しくN5が最も優しくなっています。
JLPTの試験項目は読解力、リスニング、文法、語彙力の4つで構成されており、スピーキングのテストはございません。

試験は日本国内でも海外でも受験でき、7月と12月の年2回実施されます。
受験料はどのレベルも5,500円です。

N1・N2・N3・N4・N5の日本語レベル

N5

基礎的な日本語が理解できるレベルです。

ひらがなとカタカナを読むことができ、簡単な漢字を約100文字覚えています。
日常生活で使用する簡単な会話や挨拶を理解することができます。
基本的でゆっくりな会話であれば、単語単語で聞き取ることができます。

N4

基本的な日本語を理解できるレベルです。

基本的な語彙や漢字で日常生活に出てくる文章を読んで理解することができます。
漢字を約300文字、単語数は約1500個を覚えています。
漢字のレベルが小学生三年生のレベルです。

日常的に発生する場面での会話をゆっくり話すと理解できます。

N3

日常的な日本語を一定理解できるレベルです。

短い文の理解や言い換え表現など日常的な場面で日本語が理解できます。
日常的な話題について書かれた具体的な内容を表す文章を読んで理解することができる。

漢字を約350文字、単語数は約2250個を覚えています。
日常的な会話を自然のスピードで話の内容を理解できます。

仕事の場面だとレストランのホールやコンビニのレジなどのマニュアルのある接客なら可能です。

N2

日常的な日本語を様々な場面である程度理解できるレベルです。

漢字を約1,000文字、単語数は約6,000個を覚えています。
N3からN2への難易度は一気に上がります。

N2は新聞、雑誌、記事の読解ができるレベルです。
リスニングも自然に話をし、まとまりのある文章でも理解や把握ができます。
テレビの会話やニュースを見てもほとんど理解できます。

N1

様々な場面で使われる日本語を理解できるレベルです。

N1は非常に難易度が高く、日本に長期滞在し、日常的に日本語を使わないと取得は難しいと言われています。
漢字を約2,000文字、単語数は約20,000個を覚えています。
日本語ネイティブの日本人が受けても、満点は取れないことが多いです。

あらゆるシーン、抽象的な表現、複雑な文章も理解することができます。
日本語ネイティブと同等に話しても問題ないです。

どの級も合格率は30%前後ですので、
簡単な試験ではありません。

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